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「恐い話」の記事

デジャヴ

2019/04/17                    

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私には幼い頃からどうしても忘れられないある風景があります。戦時中のような裸電球がともる部屋の中で、私は何か茶色の扉のような物を見つめている、外には誰かが居るらしく、開けようと近づくと一人の男が現れる、彼のきている縞模様の服の色だけが鮮明に眼に焼き付いています。その人は私の代わりにドアを開ける、記憶はここで途切れていて、どうしても続きが思い出せません。子供の頃のことなのか、どこかで経験したことなのか...

電車

2019/04/12                    

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京都までJR湖西線新快速に乗ったその日はうまく座席が空いていて出発してまもなくうとうとしだした。 ずっと目をつぶっていたがアナウンスからして大津駅にさしかかった頃、両膝に何かがのしかかった。大きさとそのちからからして丁度こどもが手で体重をかけたと同じなので電車が混んで来て子供が自分の股の間にはいったようになったのかとじゃけんに膝を動かさずにしばらくそのままにしていた。もうすぐ京都駅なので目をあけて...

煙のようなモノ

2019/04/07                    

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都内某所での体験。出張先での仕事が長引き終電も逃してしまった為、ビジネスホテルに泊まることにした。部屋に入りコンビニのお弁当を一気に食べてビールを飲むと、ベッドに倒れこみそのまま寝入ってしまった。夜中目を覚ました。ボンヤリした薄目の視界から、天井の鏡に映る自分が見える。そのまま再び寝入りそうに朦朧としながらも「ん?ビジネスホテルの天井が鏡張り??」と違和感を覚えた。同時に部屋に漂う煙のようなモノを...

暗がりの女

2019/04/02                    

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 飲み会が終わり、一人で繁華街を歩いていたら、背中に視線を感じた。 振り向くと、暗がりで女が壁から右半分だけ顔を出してこっちをじーっと見ている。変なのと思ったけど、酔ってていい気分だったので無視を決め込んだ。しばらくして、さっきの女が別の暗がりからこっちを見てるのに気付いた。ひょっとしてストーカーか?と思ったけど、気にしないことにした。 でもそれが数日続くとさすがに鬱陶しくなってきた。半分だけ顔出...

ベンチに座る女

2019/03/27                    

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とある公園のベンチに毎朝決まって1人の女が通りに背中を向ける形で座っていた。女はどんな悪天候の日にも公園のベンチに座る事をかかさない。雨が降っても傘もささず、レインコートもまとっていない。顔を見たことはないが、まだ若い女のようで、着ているものも高価そうだが、相当ひどい雨に濡れても平気らしい。女に誰かが近寄ったり、話しかけたりする光景は見たことがない。そして、帰宅する時には、ベンチから女の姿は無くな...

今度は突き落とさないでね

2019/03/22                    

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男が警察に自首した。以前、その男の子供が崖から転落して死亡する事故があったが、あれは実は自分が突き落としたのだと言う。男が今ごろになって、自首する気になったのには、きっかけがあった。一人目の子供は自分に全くなつかない憎らしい嫌な子供だった。ある日、ニ人で出かけたとき、余りにも子供がぐずるのに腹を立て、崖から突き落とし殺してしまったのだった。それは転落事故として処理された。しばらくたち、二人目の子供...

俺は知ってたんだぞ

2019/03/17                    

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母から聞いた 私の中学時代のクラスの女の子の話しを1つその女の子のお父さんは 重い病気で長い間入院していたのですがその女の子が高一の時に亡くなってしまったそうです。で 亡くなってすぐ お母さんはすぐ再婚したんですが、どうも その女の子はお父さんっ子だったみたいで お父さんが死んですぐという事もあり あまりお母さんの再婚には賛成じゃなかったみたいです。それから しばらくして 今まで明るく活発な女の子...

叩く音

2019/03/12                    

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 ぼくの住んでいるアパートは大学のすぐ近くにあります。 いわゆる下宿というやつです。 ぼくの通っている大学は田舎にあって、駅から大学までバスが出ているのですが、それに乗っても15分くらいかかります。 その時間が勿体無いし、朝早起きするのが苦手なので大学の近くを選んだのです。この通り田舎なもんですから夜になるとかなり暗くなります。 ぼくの住んでいるアパートというのも、国道から少し奥へ入ったところにあ...

仏壇

2019/03/07                    

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私が小学校3年生の時の実体験を一つ...当時私は両親が離婚した関係で、兵庫県の祖母の家に、祖母と叔父(祖母の次男)と三人で住んでいました。祖父は、私が幼稚園の頃に癌で亡くなっており、祖父と離れる事を嫌がった祖母は、お骨を仏壇に安置したまま毎日お線香を上げていたんです。(この事は後で聞かされて判った事なんですけど。)それは、何時頃の事だか定かでは無いのですが、東京で働いていた母が休暇で戻って来て、四...

バスの中で

2019/03/02                    

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会社帰りのバスでの出来事。私は乗車中にウォークマンを聴いているとそのまま寝てしまい、降車するバス停を乗り過ごしてしまうことがたまにある。その日も起きているつもりが、いつの間にか寝てしまった。しかし唐突に、まるで人に起こされるかのようにガバッっととび起きた。金縛り状態から無理矢理脱出するようなあの感じ。瞬間我に返り、あ!また乗り過ごしたか?って思ったら、幸いまだ降りるバス停の2つ手前だった。次のバス...